WONDERFUL WORLD

ジャーナリスト、山本節子の環境問題のブログです。テーマは農薬、化学物質、環境汚染。特に今、ワクチン、GMO、放射性廃棄物、再エネ問題と格闘中。連絡はコメント欄(非公開)か、hanghau*hotmail.comからどうぞ(*を@に変えてね)。
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米子で産廃問題講演会

 次の日曜日、「産廃問題」について米子で講演します。かわいポスターができたので、ぜひお知り合い、お友だちに知らせてください。

 

 講演の中身は「かわいい」どころじゃありません。私が「ごみを燃やす社会」「ごみ処理広域化計画」を書いた頃より、はるかに事態は悪化している。歯止めをかけるためにも、たくさんの人に話を聞いてほしい。2017.5.15

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「鎮火」したのに線量アップ!福島県の森林火災

 5月10日午後、浪江町の森林火災は「鎮火」したと発表されましたが、線量は跳ね上がっています!

 福島県の線量モニタリング結果(https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/ps-kukan-monitoring.html)によると、

〇浪江町井出地区の林野火災は平成29年5月10日15時05分に鎮火となりました。 

〇浪江町井手地区の林野火災について(第12報)【平成29年5月12日】

 5月5日より火災現場である十万山近傍3箇所に可搬型モニタリングポストを設置し、連続測定を実施しております。可搬型モニタリングポスト及びサーベイメータによる測定結果は、昨日と比較して変動はありません。従前より火災現場周辺に設置してあるモニタリングポストでの空間線量率の測定結果については、火災前と比較して大きな変動はありません

 昨日(5月11日)における十万山近傍での大気浮遊じん(ダスト)のセシウム137の測定結果は、0.80〜15.55 mBq/m3の範囲でした(これまでの最大値は5月8日の7.63mBq/m3この原因については、現時点で判断することはできませんが、今後、これらのデータと林野庁主導で実施する動態調査の結果を踏まえ、有識者の意見を聞きながら、火災による周辺環境への影響の評価を行う予定です。なお、既設モニタリングポストに設置してあるダストモニタにおける変動は、確認されていません。

 つまり、鎮火後、線量はこれまでの最大値の2倍になっているのです。おそらく、火災で発生した微粒子のうち、比較的大きくて重いものが周辺に落下し始めているのではないでしょうか(PM2.5は非常に小さいため、もっと離れたところまで飛散する)。雨が降ると、雨に混じって落ちるし、今後も被ばくには十分注意が必要です。

 なお、火災現場周辺の既設モニタリングポストの測定値は、火災前と比較して「大きな変動はなし」、既設ポストのダストモニタの変動も「確認されていない」というのは腑に落ちません。双葉町の石熊公民館では「機器調整中」であきらかに欠測があった模様だし、そこが8日には7.63mBq/kgという最大値を記録しているからです。資料はこちら↓

林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第12報)  [PDFファイル/695KB]

また、過去の資料も一括してあげてありました!
過去の公表資料

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第11報) [PDFファイル/642KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第10報) [PDFファイル/624KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第9報) [PDFファイル/605KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第8報) [PDFファイル/629KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第7報) [PDFファイル/617KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第6報) [PDFファイル/567KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第5報) [PDFファイル/519KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第4報) [PDFファイル/436KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第3報) [PDFファイル/686KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第2報) [PDFファイル/874KB]pdfアイコン

 林野火災現場周辺の放射線モニタリングの結果(第1報) [PDFファイル/480KB]pdfアイコン

※なお、第13報については、5月13、14日の結果を取りまとめ、5月15日(月)に公表いたします。

 

 これは当ブログの読者のみなさまや、市民が圧力をかけて下さったからではないかと思います(ありがとう!)。とにかく行政には、「不都合な情報は隠す」という悪い癖があり、市民がうるさく言って矯正する必要があります。いずれにしても、線量が収まるまで、火災が正式に収束したとはいえず、行政は定期的に記者会見するなどして、市民の注意を喚起する必要があります。だって、福島県は、放射能汚染を恐れて逃げ出した人々を呼び戻したいんでしょう? だったら、事実を隠すんじゃなく、事実を知らせるという、最も根本的なサービスをすべきです。2017.5.13

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森林火災、やはり線量は上がっていた!福島県、メディアのウソばれる

 浪江町の森林火災で、セシウムの線量が上昇していたことを、福島県がようやく「白状」しました。産官学による「火消し」作戦の失敗が証明されたわけですが、この記事は地方版、しかも有料(こういう重大な記事さえ有料ー毎日新聞のせこさ)、また、火災によって発生したPM2.5はかなり長期間、大気中を漂うので、引き続き注意が必要です・・・どうぞ拡散をお願いします。

 

浪江・十万山の山林火災 放射性セシウム3〜9倍に上昇/福島

会員限定有料記事 毎日新聞2017510日 地方版 福島県

https://mainichi.jp/articles/20170510/ddl/k07/040/020000c

東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域に指定されている浪江町井手の十万山で起きた山林火災で、県は9日、周辺3カ所で8日測定した大気中を浮遊するちりの放射性セシウム137の濃度が前日の約3〜9倍に上がったと発表した。 県放射線監視室によると、浪江町井手のやすらぎ荘が1立方メートルあたり3・59ミ…

 とりあえずここまででアップしときます。後からまた追加します。2017.5.11

・・・で、追加。福島県放射線監視室は、この森林火災発生以来、毎日報告を出していましたが、その第9報に決定的なことが記されていたのです。

林野火災現場周辺の環境放射線モニタリング状況等について(第9報)

http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/215419.pdf

一方で、十万山近傍での大気浮遊じん(ダスト)のセシウム137の測定結果は、1.357.63 mBq/m3の範囲であり、この原因については、現時点で判断することはできませんが、今回の山火事の特殊性である落葉の堆積層への火の浸透に加え、ヘリの運行にも支障を来すような西寄りの強い風が終日観測されていることなどにより、測定地点の周辺の土ぼこりや焼却灰の舞い上がりの影響も否定できません。今般のダストについて組成成分の詳細調査を実施するほか、林野庁等が動態調査の実施に向けた調整を進めており、これらの調査結果や専門家の意見も参考にしながら影響を評価してまいります

 

 明記こそしいませんが、「この原因については」との文言から、この測定結果が異常に高いこと、関係者はその原因解明が必要だと考えていることがわかります。ちなみに、測定結果は地図とグラフにもはっきり示されていました(登山口付近が異常に高い)。

 ……ところがっ! 現在、この9報は「お探しのページを見つけることができませんでした」なのです。第1〜第9までどこを探しても出て来ない。代わりに出てくる第10報は、お定まりの「変動はない」との中身。

 私たちはフクイチで、ある教訓を学びました。

 「原発事故など、深刻な公害が起きると、責任を問われる立場にある人間・組織は一致団結して事実隠蔽に走る」という公式があることです。その公式の正しさがまたもや証明された形ですが、今後のこともあるし、行政機関が、公式発表を隠蔽するという悪習を許してはなりません。特に福島県に住む人々にとって、正しい情報の入手は死活問題です。たくさんの方が福島県に電話し、これらの情報を公開するよう求めてほしいと思います。福島県庁の連絡先はこちら↓

福島県庁 代表 Tel:024-521-1111 E-mail:kouho@pref.fukushima.lg.jp

2017.5.11

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