WONDERFUL WORLD

ジャーナリスト、山本節子の環境問題のブログです。テーマは農薬、化学物質、環境汚染。特に今、ワクチン、GMO、放射性廃棄物、再エネ問題と格闘中。連絡はコメント欄(非公開)か、hanghau*hotmail.comからどうぞ(*を@に変えてね)。
<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< VAXXED公開が中止されました | main | ヒ素入りBCG、韓国で反発 >>

ヒ素入りBCGワクチンを「安全」と言い張る医療産業界

  ちょっと虚を突かれました。いくらなんでも「ワクチンにヒ素」はありえないからです。

BCGワクチン、ヒ素で出荷停止 安全性問題なし、厚労省公表せず

2018112 2352 共同通信  http://news.livedoor.com/article/detail/15539583/

 子どもの結核予防のため乳児を対象に接種しているBCGワクチンを溶かすための生理食塩液から、基準を超えるヒ素が検出され、製造業者の日本ビーシージー製造(東京)が8月からワクチンと共に出荷を停止していることが2日、厚生労働省への取材で分かった。厚労省は発覚から約3カ月間、事実を公表していなかった。ごく微量で、この量以下ならば一生の間、毎日注射しても健康に悪影響が出ないとされる国際的な許容量の数十分の1だったため、ワクチンの安全性に問題はないという。食塩液を入れるガラス製の容器からヒ素が溶け出したのが原因で、11月中に別の容器に取り換えて出荷再開の見込み。

 

 なんと悪質な記事か。「この量以下なら、一生、毎日注射しても大丈夫」と問題を過少化し、市民の不安を鎮め、医薬産業界と厚労省をかばっているのですね。でも、

● ヒ素は毒物。それもれっきとした「発がん物質」であり、国際がん研究機関 (IARC)も、「ヒ素およびヒ素化合物 (Arsenic and arsenic compounds)」をグループ1(ヒトに対する発癌性が認められる)に分類しているのです。食べ物ではあるまいし、どれほど微量でも、直接血流に入るワクチンへの混入が許されるはずはない。

● 次に、「基準を超える」とか「国際的な許容量」など、あたかも基準値以内ならワクチンにヒ素が含まれていてもいいとの誤解を与える表現も悪質。この場合の「基準値」といえば、まちがいなく水道水や飲料水の基準値のはず。日本でも世界でも、土壌にヒ素が含まれる地域は決して珍しくなく、どの国も、住民の健康保護の観点から水道水や飲料水に含まれる重金属や毒物の基準値を決めているからです。

さらに、基準値があると書きながら、肝心のヒ素の量を省略しているのも意図的で、メディアと医薬産業界の癒着を疑わざるを得ない。ちなみに水道法のヒ素及びその化合物に関する水質基準値は0.01/L以下。

また、本当に汚染源が生理食塩水だけなら、BCGワクチン(乾燥製剤)そのものを出荷停止にしたのは不合理。そこへの言及もない。

● その他「国際的な許容量」についても、「安全性に問題のないレベル」とやらについても説明なし。いったい誰がいつどこでどんな治験を経て規定したのか。「ガラス製容器」へのヒ素混入の理由くらいはすこし調べればわかると思うけど。

 

 この後、115日になって、BCG社は「乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)添付溶剤に関するお詫びとお知らせ」で、ヒ素の量などを発表しています。

「弊社製品『乾燥BCGワクチン(経皮用・1人用)』の添付溶剤「日本薬局方 生理食塩液」の純度試験(ヒ素)において、規格値〔三酸化二ヒ素として 0.1ppm 以下〕を超え、不適合であることが判明いたしました。不適合の原因は、添付溶剤の製造工程中でアンプル(ガラス容器)からの溶出と判明しております。添付溶剤に含まれていたヒ素の量は、外部試験機関による測定で、三酸化二ヒ素として 0.110.26ppm でした。1本の生理食塩液アンプルには、0.15mLの生理食塩液を分注していますので、アンプル1本中に含有されるヒ素の量は、最大 0.039 となります。添付溶剤に含まれていたヒ素の量は極めて微量であり、健康に影響のない量と考えられます」http://www.bcg.gr.jp/pdf/info_181105_owabi_oshirase.pdf

 

 当日開催された「第 9 薬事・食品衛生審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会」の検討結果を受けての声明です。中央省庁の審議会とは、問題が表面化する前に、業界ぐるみで不都合な情報を隠ぺい・加工して口裏合わせする場。こうして「総意を得た」形にして利権システムを受け継いでいくのですね。

 

 含まれていたヒ素の量は、水道水基準値の単位ミリグラムに対し、マイクログラムと確かに微量です。しかし、くりかえしますが、これはあくまでも飲料用の基準であり、注射液に当てはめたものではないはず。また別途資料には、ICH Q3D 「医薬品の元素不純物ガイドライン」における、注射でのヒ素の許容一日曝露量(15 /day、成人体重 50kg)の約 1/400 となります」ともありますが、そもそもワクチンはこのガイドラインの対象外。https://www.pmda.go.jp/files/000207677.pdf

 それなのにこの数値をもって来たのは、一般市民には理解できない制度を引用してごまかそうというのでしょう。

これが、何十年も赤ちゃんにヒ素入りBCGを打ち続けてきた業界の態度です。もし、あなたがこのニュースに心を痛めているのなら、上記のような質問を、一度、医師や看護婦に正面からぶつけてごらんなさい。なお、BCGはワクチン大国のアメリカでも義務付けられていません。2018.11.11

ワクチン・医薬品 | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

スポンサーサイト

- | permalink | - | - | pookmark |

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://wonderful-ww.jugem.jp/trackback/2000
この記事に対するトラックバック