WONDERFUL WORLD

ジャーナリスト、山本節子の環境問題のブログです。テーマは農薬、化学物質、環境汚染。特に今、ワクチン、GMO、放射性廃棄物、再エネ問題と格闘中。連絡はコメント欄(非公開)か、hanghau*hotmail.comからどうぞ(*を@に変えてね)。
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ジョン・マドックス賞、スポンサーは医薬産業界と直結

 前記事の続き。ジョン・マドックス賞のスポンサーのひとつ、コーン財団に関しては、財団創設者のラルフ・コーン氏自身が医学者であり、医薬産業界の発展のために尽くしたとしてイギリス王室から賞を得るなど、なかなか影響力が大きかったようですが。2016年には死去しています。もともとユダヤ人で、ユダヤ教に関する教育や情報拡散に勤めていた面も。

なお、コーン財団と医薬産業界のつながりについては、英政府の慈善委員会に関する会計資料http://apps.charitycommission.gov.uk/Accounts/Ends51/0001003951_AC_20161231_E_C.PDFに、次のようなデータがありました。

  2016年度末の固定資産投資の状況

             投資額(ポンド)投資割合(%)

アストラゼネカ(医薬)     236,243     24.66

グラクソスミスクライン(医薬) 145,266     15.16

ロイヤルダッチシェル(石油)  129,470     13.51

ファイザー(医薬)       145,933     15.24

ボーダフォングループ(携帯)   76,583     7.37

ベリゾン(電気通信)                 73,547              7.68

BTG(医薬)                           156,940            16.38

 なんと、投資額の7割以上が医薬産業界向け。「サーバリックス」の製造メーカーであるグラクソスミスクライン(GSK)も大事な投資先であり、その企業業績が落ち込むのはなんとしても避けたいところでしょう。つまり、コーン財団にとっても。HPVワクチンを擁護して、被害者を貶めている「記者」に賞を与えるのはそれなりの理由があったのです。

 もっとも、一般市民にとっては、これは「出来合いレース」に他ならないし、受賞する方にとっても不名誉(利益相反関係ーー賞や見返りを狙って企業のために働いたと非難される)なことだと思いますが。・・・ま〜、最初から開き直っているんだろうな。

20181.15

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ジョン・マドックス賞の怪しい背景

 前記事で、私は、ジョン・マドックス賞は、「グローバリストのための、医薬産業界による、市民だましのための賞だ」と断言しましたが、以下はその理由です。

 まずWikiの説明ジョン・マドックス賞 – Wikipedia説明をあげておきましょう。 

ジョン・マドックスSir John Royden Maddox)は、王立協会フェローFRS)。科学雑誌『ネイチャー』の編集長を22年務め、同誌を一流専門誌に育てた。熱意とたゆまぬ努力をもって科学を守り、困難な議論に関わり、他の人々もそこに加わるようインスピレーションを与えた人物である。書き手であり編集者としての長い人生を通じて、人々の態度と考え方を変え、科学の理解と認知を高めるために戦い続けた。本賞は、マドックスが長年編集者を務めた科学誌『ネイチャーと、王立協会での交流のあったマドックスの友人、ラルフ・コーン博士(Ralph Kohnの設立した「コーン財団(Kohn Foundation)」、マドックスが2009年に他界するまで役員を務めた「センス・アバウト・サイエンス」の共催によるものである。

 上述のように、マドックス賞のスポンサーは、「ネイチャー」誌、コーン財団、「センス・アバウト・サイエンス」の三つの組織で、ここが、HPVワクチンの蘇りを画策しているわけです。うち二つの組織に密接にかかわっていたジョン・マドックス氏は、2009年に他界していますが、日本語Wikiがほめちぎっているのに対し、英文Wikiの記事を読むと、彼は決して寛容な人物ではなく、自分の考えと違う思想・理論は許さない人間だったことがわかります。

 たとえば1981年、彼はルパート・シェルドレイクの「生命の新科学」という本に激高し、「もし許されるなら、あの本は焚書にすべきだ。市民があんなナンセンスなものを読むのは危険だ」とまで言ってのけています。同著は人間と宇宙のつながりなどを述べ「形態共鳴」という考え方を打ち出しているそうですが(私にはとても魅力的に思えます)、マドックス氏は、これに中世の魔女狩りさながらの反応を示しているわけ。でも、「一般市民には読ませたくない」とは、大衆コントロールの意思に他ならないから、こっちの方がはるかに危険だと思うんですけどね。

 さて、その彼の後をついで、1995年にネーチャーの編集長となったのが、宇宙物理学者のフィリップ・キャンベル氏。彼は果たして前任者の「不公平で、非客観的な」性格を克服できたんだろうか、とPhilip Campbell (scientist) – Wikipediaで見てみましたが…

「(キャンベル氏は)全世界に散らばった90人の編集スタッフを率い…ネーチャーの編集方針を保ち、ふさわしい人間を新たな編集者に選びだす責任を負っている」20とかなんとか。これを見る限り、私たちのイメージとは違って、ネーチャーは「科学の世界の統制を図るための」きわめて政治的・現実的なシステムであることがわかります。おそらく、各国の産官学とも直接つながっているはず。で、先を読んでみると…ありました。

「(キャンベル氏は)科学とその影響」に関する問題に関して、UK政府筋、EC、アメリカ保健機構などとともに仕事をしてきた。2012年まではイギリスのがん研究センターのトラスティー(受託者、運営委員くらいの意味)だった」

 先進国政府と直結。しかも医者でもないのに「がん研究センターの受託者」なんぞになっている。さらに、

2008年まではロックフェラー大の客員教授」

英のイーストアングリア大学から、気候変動問題の捏造メール問題で独立調査委員会のメンバーに指名された」

 イーストアングリア大学といえば、ハッカーが学者のメールをハッキングして、「地球温暖化」を示すのに都合がいいデータだけを利用していたことが明るみに出たという「クライメート事件」で有名です。しかし、キャンベル氏は大学側を支持して調査委員を辞退した上、ネーチャー誌に「クライメート事件は終わった」と宣言したのです(2009年)。これを受けて、世界中のメディアと政府が、一斉に、「ごまかしはなかった」「人為的温暖化は事実だ」「批判するのは陰謀説だ」と書き立てた…要は「ネーチャー」が主導して幕引きをはかったのですね。

 もちろん、まともな学者はこれに黙っていません。何万人もの気象学者が「(人為的)気象変動説はでっちあげだ」と訴えたのは2016年のこと。でも、ほとんどのメディアはそのことを報道せず、今なお人々は「地球(人為的)温暖化」を信じているのです(なお、今は「温暖化」という言葉ではごまかしきれなくなって、「気候変動」という名称に変えています)。

 キャンベル氏は、さらに、「世界経済フォーラムの精神健康に関するグローバルアジェンダ委員会のメンバー」

 …おいおい。いずれにせよ、ネーチャーおよびその編集人はグローバリスト決定。

 とりあえず今日はここまで。続きは明日。2018.1.12

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ジョン・マドックス賞で巻き返しをはかるHPVワクチン

 新年会の席で、「あのHPVワクチン推進のナントカいう女性がナントカいう賞を受けた」という話が出ました。何、それ?

で調べたところ、こういう↓記事が。

ジョン・マドックス賞に日本人医師 村中璃子氏、子宮頸がんワクチン問題 ...

www.sankei.com/life/news/171202/lif1712020043-n1.html -英科学誌「ネイチャー」などが主宰し、公益に資する科学的理解を広めることに貢献した個人に与えられる「ジョン・マドックス賞」の2017年受賞者に、子宮頸がんワクチン問題について積極的に発信してきた医師でジャーナリストの村中璃子氏が選ばれた。ネイチャーの関連団体が1130、発表した。同賞は今回が6回目で、日本人の受賞は初めて。

 あ〜彼女ね。だったら「HPVワクチン問題について積極的に発信」じゃなくて、「HPVワクチン被害を積極的に否定してきた」と書くべきじゃない? 本ブログでも彼女について書いたことがありましたが↓、あまりにも卑劣で名前も出したくありません。

子宮頚がんワクチン記事「捏造」とされた教授が名誉毀損で提訴 (2016/08/20)

 当時も今回も、まちがいなくグローバリストと医薬産業界の意を受けたプロパガンディストだと確信しています。今回は「医師」の肩書をつけて(医師免許あり?)箔をつけ、世界的に信用がた落ちのHPVワクチンを再度、売り込もうというのでしょう。つまり彼女は、医薬産業界の巻き返しのために雇われた広告塔であり、今後も、被害者の神経を逆なでし、ワクチン懐疑派の医師を叩き、自分はTVで偉そうなことを言い続けることでしょう・・・騒ぎを起こすことが目的です。

 面白いのは、この受賞第一報を伝えたのは当の本人で、大手メディアはほぼ全スルー状態だったこと。

「産経と道新のみ」とツイートした医師・村中璃子氏 子宮頸がんワクチンの

www.sankei.com/premium/news/171216/prm1712160022-n1.html 20171216

英科学誌「ネイチャー」などが主宰し、公益に資する科学的理解を広めることに貢献した個人に与えられる「ジョン・マドックス賞」の2017年受賞者に、子宮頸がんワクチンの安全性について積極的に発信してきた医師でジャーナリストの村中璃子氏が選ばれた・・・村中さんは平成2710月、雑誌「Wedge」で「あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか」とする記事を執筆し反響を呼んだ。激しく体をけいれんさせる女の子の衝撃的な映像が報道されて子宮頸がんワクチンは怖いというイメージが社会に広がり、厚生労働省も25年6月以降、積極的な接種勧奨を差し控えている。ところが、村中さんはそうした症状がワクチンの副反応ではなく、「思春期の少女にもともと多い病気の存在が顕在化した」と結論づけた。多くの賛同の意見が寄せられた一方で、被害を訴える人たちを中心に反発の声も出た…

 メディアが沈黙したのは、この賞のことを知らなかったからか(私も知りませんでした)、あるいは、医薬産業界と同賞の黒いつながりを知っていて言及を避けたのでしょう。一方、推進派の目的は、前述通り、派手な議論を起こし、その騒ぎに乗じて、あまり問題に詳しくない一般市民をだまくらかすこと。そこで、メディアに報道させるために、彼らは厚労省の記者クラブで記者会見を開き、この賞の素晴らしさをアピールしています。この後、計算どおり、メディアも次々に報道するのですが…。

 

「ジョン・マドックス賞」受賞、村中医師が厚労省で会見|医療維新 - m3 ... 

2017年12月18日 ・・・受賞した医師・ジャーナリストの村中璃子氏は12月18日、厚生労働省内で会見し、日本では一時は約70%に上っていたHPVワクチンの接種率が今は約1%まで低下している 現状について、海外メディアは驚愕を持って受け止めていることを紹介、今回の受賞について、「反ワクチンキャンペーンが展開される状況が、変わるきっかけになればと思っている」とコメントした…

 うそでしょう。私が知る限り、HPVワクチン被害者は決してワクチン反対派ではないし、ましてや「反ワクチンキャンペーン」などしてもいません(山本さんは反ワクですけど)。彼らは「被害を補償せよ,子どもたちに謝罪せよ」と求めているだけなのです!

 ジョン・マドックス賞は、「困難や敵意に屈せず公益に資する科学的理解を広めた個人を表彰する」そうですが、特定メディアと結託して「ワクチン被害」を一方的に否定し、きわめて誠実な池田医師らの論文にけちをつけ、現状を推進派の都合のいいように捻じ曲げる行為のどこが公益に資すのか? 被害者団体は正式に抗議し、名誉既存で訴えないとね。2018.1.11 

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